わたしの師匠は、100万円以下のお布施は認めないので、わたしを弟子 にもしてくれない。(笑)
わたしにはいろんな師匠がいる。ってゆーか、その気になれば人はどんな
ことからも誰からも学べるってことなんだと思うが。
しかし「空(くう)」ということを、わかっていてわたしに説くのは、わ
たしを歌うたいとして育ててくれている安村師匠だけだ。
「え?人生?んなもん、なんにもないから。まっくら。からっぽ。」師匠
のことば。
「まだ自分を特別な、選ばれた人間だと思っているな?そう思わなきゃや
ってられないだろうが、そんなことはない」
ホルモン作用のせいで時々子供を産みたくなるわたしに、師匠は、それが
できるんならそっちに行けという。もうやめなって。音楽をっていうより
、空について考えることを。
般若心経を唱えたくなると、まだあれはうっすらと望みを残してるけどね
・・・と師匠は悪魔的に笑う。
ときどき、なんで平気な顔して笑っていられるのかがわからない。自分も
みんなも。
27がターニングポイントなんだって。それを過ぎても生きている奴はも
う死ねないんだって。ジャニスもジミヘンも、死んだ。27で。死ぬ勇気
がないから生きて行くんだってさー、人って。
「生まれて来たことがそもそも間違いなんだから。早く認めたほうがいい
ぞ、自分はクズだって。それで、わかったら1千万くらいお布施を持って
来い」
師匠との熱い語らいは、養老の瀧から電車の中までも続いた。