カ ル マ 論
壊したはずの壁の残骸をあなたは見つけて突きつける
それは風化されるのを待っているところ
粉々に砕いたわたしの壁はときどき風に舞う
それにさえ責任を取らなきゃならないの?
そう、知ってる
きっと燃えないゴミに出して運ばれても
あなたは地の果てからも探し出してわたしに突きつける
どんなにか傷ついたとして胸を痛めても
誰かのなぐさめを切望すればするほど
あなたに出会うこと、ましてつまづいてしまうこと
それでもわたしはあえがなくてはならなかった
あなたも、知ってた
きっとあなたは必要な人
幸福に浸りきるわたしを殺すため
わたしの蒔いた種 完全に成就する
逃れられないカルマを背負って誰もが生きて行くのなら
この仕組まれた出会いはわたしの引き寄せた正しい展開で
運命なんかに呑み込まれたりしない
わたしはこの足で立って歩く、そして辿り着きたい
この仕組まれた出会いがわたしの人生のメインイベント
でもわたしは心の片隅の空虚の音を聞いてる
夜明けがくる、時間は滞りなく過ぎて行く
あなたはわたしが今なにを欲しがっているのかわかっていて
そしてそれを与えないことによって束縛する
そう、あなたは自由の匂いをまき散らし
わたしにほんの瞬間だけ原色の甘い夢を見せてくれた
わたしを殺すため、わたしの蒔いた種
完全に成就する