新宿・晩夏
現実という傷のついた
歌うことの出来ない詩を、
あなたに綴りたいのです
ほんの少しできた隙間を
わたしは決して見逃さなかった
時が時なら、と仲間が言う
「魔女狩りにあうよ」
わたしの肩に載っかっていた不気味な想念は、
ジャンキーのように一つの恋にすがりつく
可哀想な或る人に乗り移って、
わたしから消えた
それまでの数日間のわたしの姿を、
彼女はあまりにも露呈していた
肉の執着。
あなたから離れようとしないのは、
この体なのではないだろうか
でも、、、
わたしのところで浪費されていれば良かったあなたの精液は、
わたしの知らない人によって
垂れ流されている
わたしを崇高な場所で愛そうとする或る人は、
わたしに精液を与えてはくれない
なにを望めば良いのか?
終わりを得るために、始まりが必要。
だなんて。
なにが始まりかなんて知らない。
知りたくない。
ただただ、
曖昧な言葉とことばの隙間を
読むことができるあなたに、
難解な詩を綴りたいのです